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命日に贈るお供えの花

【命日・月命日とは】

 

一般的に「命日」とは、故人が亡くなった月日を指し、別名「祥月命日(しょうつきめいにち)」とも呼ばれます。一方、「月命日」は故人が亡くなった日のみを指す命日です。

例えば、亡くなった日が6月1日の場合、祥月命日は毎年6月1日、月命日は6月1日を除く毎月1日です。

 

また、祥月命日の中でも区切りのある年には、追善法要・年忌法要と呼ばれる、僧侶が執り行う法要を行います。

通夜、葬式の後、初七日、四十九日、一周忌、三回忌・・と続きます。

その後、祥月命日の3と7を含む年に法要を行うことが一般的です。

法要の際は、親族や故人の友人を呼び、僧侶による儀式の後、食事を取り、故人を供養します。 三十三回忌は「弔い上げ」と言い、多くの家庭が三十三回忌で年忌法要を終わります。

ただし、家庭や地域によっては五十回忌を行い、五十回忌を最終法要とする場合もあります。

 

【命日・月命日のお供えのマナー】

 

命日には、お墓参りに出かけたり仏壇に手を合わせたり、故人の好きだった花や食べ物を供えることが一般的です。

月命日の場合も、故人のために花や食べ物を供えることが多いです。

仏式では、線香やろうそく、果物を供えます。 仏教では「殺生をしてはならない」という考えがあるため、魚や肉などは避けましょう。

また、お供え物はお下がりでいただきます。 神式では、酒や果物、菓子を供えるケースが多く見られます。

お供え物は仏壇に供えることが一般的ですが、仏壇がない場合は遺影や位牌に供えることで供養になります。

また、仏壇の掃除をすることも命日のマナーです。

普段から仏壇はきれいに保たれているかもしれませんが、命日や月命日の際は改めて掃除をし、清潔にしましょう。

 

【命日・月命日に花を贈る場合】

 

故人のための花を贈る場合、どのような花を選べば良いでしょうか。


色は、白や、黄色、紫色や、淡い色がお供えの花として選ばれます。

亡くなってから月日が経っている場合は、故人にお供えする花というよりも、ご家族の気持ちがなごむような、色のあるお花を贈るのも喜ばれるかと思います。

また、バラ等のトゲのある花は供花向きではありませんが、バラが好きだった故人にお供えする場合には贈ることもあります。

その際はトゲと取ってもらうよう生花店にお願いしましょう。

また、命日や月命日の際、故人の家族は忙しいことが多いため、贈る場合にはすぐに供えられるアレンジメントがおすすめです。

故人のご家族は花を受け取った際に、亡くなった後も忘れずに想ってくれている事をとても嬉しく思うかと思います。メッセージを添えるのも喜ばれるかと思いますので、花と一緒に贈られてみてはいかがでしょうか。

 

【最後に】

 

命日や月命日を偲ぶ方法は、家庭や地域によって異なります。新しい環境に移ると慣習の違いに驚くこともあるかもしれません。 また、家に仏壇がない、先祖の墓が近くにない方もいらっしゃるでしょう。

そういった場合でも、命日や月命日は、故人を偲んで位牌や遺影に花や食べ物を供えてはいかがでしょうか。

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