法要は親族や友人などが集まって故人を偲びます。
仏式では年忌法要、キリスト教の場合、カトリックでは追悼ミサ、プロテスタントでは記念式をおこないます。
仏教では亡くなってから7週間(49日)の間は、霊は現世とあの世をさまよっているとされています。
その間に縁故者が供養することで初めて極楽浄土へ送られると考えられています。
霊は冥土の裁判官によって7日目毎に裁きを受けるとされています。
法要は、その故人の罪をできるだけ軽くしてもらえるように祈って営むものです。
死後7日毎におこない、四十九日で忌明けの法要を行なったあと一周忌からは年忌法要をおこないます。
人を集めてとり行われる法事では故人を偲ぶためのお花を用意します。
お花を贈る際の注意点
仏式の場合、初七日の法要は葬儀と同日に行なわれることが多い傾向にあります。
お花を贈るとすれば、三十五日か四十九日のどちらかが良いでしょう。
この場合のお花は、枕花程度の大げさにならないものにします。
また四十九日までは白いお花でまとめるのが一般的です。それ以降は淡い色合いのお花が入ってきます。
福島でも亡くなったばかりですと白いお花をメインにしますが、
淡い色の花を入れることが多いです。
キリスト教の場合は、カトリックの追悼ミサは、3日目、 7日目、 30日目、 1年目、以降は毎年亡くなった日に追悼ミサを行ないます。
プロテスタントの記念祭は、1週間目、10日目、1ヵ月目、以降は毎年亡くなった日に追悼会・記念会を催します。
追悼ミサや追悼会・記念会は教会で行われますが、お花はご自宅へのお届けが一般的です。
命日または法要(追悼ミサ・記念祭)の前日の午後にお届けするようにしましょう。
お花は洋花で淡い色合いを入れます。
用途に合ったお花と相場金額について
ご自宅へお届けの場合は大きめのアレンジメントや胡蝶蘭の鉢植えでも良いですが、法要会場へお届けの場合は、持ち帰ることを考えて重い鉢物は避けるようにしましょう。アレンジメントですとそのまま持ち帰ることができるので喜ばれます。
法要のお花を贈る際の金額はフラワーアレンジメント(5,000円~)、花束(5,000円~)、コチョウラン(20,000円~)、スタンド花(15,000円~)が目安になります。
シーンごとの贈り方
ご自宅へのお届けでしたら、立て札よりメッセージカードがおすすめです。
故人を偲ぶ思い出を添えますと、より一層心のこもった贈り物になるでしょう。
ご自宅届けの場合は、祥月命日(死亡した日と同月同日)の前日の午後、あるいは法要前日の午後にお届けするようにしましょう。 またホテルや会館など法要式場の場合は、当日の式典が始まる前にお届けします。
式典の開始時刻、会場となる部屋を事前に確認するとスムーズです。