お供えした花をできるだけ長く美しく保ちたいですね。
ぜひご参考になればと思います。
【実践して欲しい6つのこと】
花瓶は水ですすぐだけという方が意外に多いのですが、花瓶は極力洗剤で綺麗に洗ってください。
洗剤は台所用の中性洗剤が最適です。花器が汚れているとバクテリアが増える原因になり、花が傷みやすくなります。
花瓶に切花栄養剤を加え、正しい分量の水を入れて薄めます。
切花栄養剤を使用することで、花に養分補給できると共に除菌作用によりバクテリアの繁殖を抑えることができます。
余分な下葉を取り、葉が水に浸からないようにします。
下葉が水中にあると腐りやすく、バクテリア繁殖の原因になります。
清潔で鋭利な刃物で、茎元を斜めに切り戻してすぐに飾ります。
しっかり水あげ処理されると、花が水を吸いやすくなり長持ちします。
傷んだ花や葉は取り除き、他の花に害を与えないようにします。
水が減ったら切花栄養剤を薄めた液をつくり、補充します。水が濁っていたら取り換えます。
切花栄養剤を使用しない場合は、水の交換は毎日おこなうようにしましょう。
避けて欲しい3つのこと
エアコンの吹き出し口や、外の風が強くあたる場所は避けます。2.直射日光のあたる場所は避けましょう!直射日光のあたる場所は避け、なるべく涼しい場所へ置きます。
直射日光のあたる場所は避け、なるべく涼しい場所へ置きます。
エチレンは植物の生長を促す植物ホルモンの一種です。一定の濃度のエチレンを感じると、早く花を終わらせて種子を作ろうとします。
熟した果物や枯れ始めた花から高濃度のエチレンが出るため、そういったものの近くに置かないことが大切です。物が燃焼する際にもエチレンが出ますので、たばこや線香の煙、車の排気ガスなどを避けるのもポイントの一つです。
お花を楽しむレシピ
当然のことですが、花は生鮮品ですので、農場で採花されてから日数が経過していないものはその後の日持ちが長くなります。そのため、商品の回転が良い花屋であり、入荷日管理を徹底している生花店で買うのが望ましいです。
生産地で採花された後、箱に詰められて乾燥状態で輸送されてくる花がほとんどです。
そのため、花に水をしっかり吸わせてあげる「水あげ処理」が必要になります。
その水あげ処理をしっかりしている生花店で購入するのが望ましいです。
水が汚れているとバクテリアがお花の水を通る管(導管)で繁殖し、内部組織を破壊し導管を詰まらせてしまいます。
これは生花店のバケツ内でも起こります。
バクテリアの影響を最小限に抑えるためには、生花店のバケツやハサミ等の徹底した洗浄・除菌が欠かせません。
また、生花店のバケツ内で発生するバクテリアの繁殖を抑えるためには、生花店でも除菌成分と栄養成分が入った切花活力剤を利用する必要があります。
【福島県内で「花き日持ち品質管理認証制度」を認証取得している生花店】
どこの生花店が花の日持ち向上の努力をしているかは判断しにくいものです。
そこで、どこの生花店が日持ち向上の取り組みをしっかり行っているかを第三者評価する「MPSジャパン社」という機関があります。
MPSジャパン社では、「花き日持ち品質管理認証制度」のもと以下のような審査を実施しています。
●販売は入荷より4日以内
●適正な水あげ処理の実施
●バケツやハサミの洗浄・除菌(店内のバケツのバクテリア量を専用のルミノメーターでチェック)
●室温や湿度
他、全19項目
その厳しい審査をクリアして、福島県内初の認証取得をしている生花店一覧がこちらです。
東北エリアの認証取得店一覧
http://www.mps-jfma.net/rf/list_kouri2.php
福島県内の認証取得店 株式会社花の店サトウ